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虎に翼中山千春のモデルは誰?久米愛で高等試験に受かった弁護士?

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NHK朝ドラ「虎に翼」伊藤沙莉さんが演じるヒロイン猪爪寅子の先輩で泣き虫の中山先輩こと中山千春(なかやま・ちはる)のモデルは誰でしょうか?「虎に翼」で安藤輪子さん演じる中山千春のモデルは実在の久米愛さんで高等試験に受かった女性弁護士か考察まとめました。

目次

虎に翼中山千春とは?泣き虫だけどすごい明律大学の中山先輩!

朝ドラ「虎に翼」とは?

主演は伊藤沙莉。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ、一人の女性の実話に基づくオリジナルストーリー。困難な時代に立ち向かい、道なき道を切り開いてきた法曹たちの情熱あふれる姿を描いた作品です。

引用元 NHK

NHK「連続テレビ小説」第110作目の「虎と翼」のヒロイン猪爪寅子のモデルは、日本で初の女性弁護士になられた三淵嘉子さんです。

モデルの三淵嘉子さんについては、以下の記事で詳しくご紹介しています!

【虎に翼】猪爪寅子のモデルは誰?三淵嘉子で結婚相手は2人?

ヒロイン役には、オーディションではなくオファーで決定した人気女優の伊藤沙莉さんです。

物語は三淵嘉子を題材にしたものの、あくまでオリジナルストーリー、フィクションとして制作されています。

実話とそうでないものが混在しているストーリーで、寅子の父親が逮捕されてしまった共亜事件も一部実話とは違う展開になっていて話題になっていました。

共亜事件については、以下の記事で詳しくご紹介しています。

【虎に翼】父親が「共亜事件」で逮捕!モデルは帝人事件?三淵嘉子の実話?

ヒロインのモデルの三淵嘉子さんが日本初の女性弁護士になった時、一緒に弁護士になった女性は3人。中田正子さんと久米愛さんでした。

中山千春とは?泣き虫だけどすごい明律大学の中山先輩!

中山千春(なかやま ちはる):安藤輪子(あんどう わこ)

同じく女子部の一期生。久保田とともに寅子たち後輩を歓迎する。人当たりが柔らかく、親切で、涙もろい。

引用元 NHK

中山先輩こと中山千春は明律大学女子部の、寅子たちの1学年先輩で、寅子たちが入学してきたとき、歓迎して迎えてくれました。

中山千春と同じ一期生の久保田聡子(小林涼子)と仲が良く、ささいなことで泣き出す中山千春を、久保田聡子はいつも慰めています。

第6話では、法律を学んでいることで婚約を解消され、泣き崩れていました(;^^)

第26話でも、高等試験に不合格となり、寅子から来年も受験するのか聞かれ、また泣き出してしまいます(笑)

さらに驚きの事実が!中山千春はなんと結婚していました!このとき泣いた理由が「夫に召集令状が来て・・・」だったのです。

それにしてもいつも泣いている弱そうなイメージですが、多くの女子生徒たちが大学を辞めてしまう中、辞めずに根気よく通い続けて、高等試験にチャレンジし続けていて、しかも結婚していた主婦としての役割も果たしていたことが判明。実はすごい強い女性では?と思います。

そんな中山千春の今後のネタバレから、モデルを考察していきます!

虎に翼中山千春のモデルは誰?久米愛で高等試験に受かった?

中山千春の今後のネタバレは高等試験に受かって弁護士に!

朝ドラ「虎に翼」中山千春の今後のネタバレです!

1937年。明律大学法学部最終学年となった寅子(伊藤沙莉)たち。始めた高等試験を受けましたが、寅子は筆記試験で落ちてしまいます。

このとき女子で合格したのは、一期生の久保田(小林涼子)だけでした。

寅子の同期で合格したのは、花岡(岩田剛典)と稲垣(松川尚瑠輝)のみ。

つづく口述試験では、久保田だけが不合格となりました。

女子から合格者が出なかったことで、大学から女子部の募集を中止するとの発表が。

寅子たちの必死の抗議により、翌年女子の誰かが合格したら、また募集を再開するとの約束がもらえます。

ですが寅子の同期、崔香淑(ハ・ヨンス)は国に帰ることになり、父親が家を出てしまった涼子(桜井ユキ)も、母親のために結婚を決意し、試験を受けれなくなります。

そして高等試験当日。梅子の姿がありません。

梅子は夫から離婚を言い渡され、三男を連れて家を出ていて、試験どころではなかったのです。

高等試験は寅子のほか優三(仲野太賀)、よね(土居志央梨)、轟(戸塚純貴)、そして中山千春(安藤輪子)も合格!

口述試験では優三とよねが不合格になりました。昨年筆記試験を合格していた、久保田は合格します。

そして中山千春も見事、口述試験に合格します!!

初の女性合格者が出たことで、新聞でも大々的に報じられます。

1940年、1年半の修習期間を終え、正式に弁護士になった寅子たち。

ですが女性ということで、なかなか法廷に立つことができません。

そんななか、女性として初めて法廷に立ったのが久保田でした。

久保田は結婚していて、妊娠していたことを知り、驚く寅子たち。

1942年。寅子は優三と結婚していて、仕事の依頼は順調でしたが、妊娠により体調を崩す寅子。

そんなとき、家庭と仕事の両立に疲れた、久保田と中山千春が弁護士を辞めることになりました。

2人の思いも引き継いだ寅子でしたが、過労により倒れてしまい、結局寅子も雲野六郎法律事務所に、辞表を提出せざるを得なくなります。

中山千春についてわかっているのはここまでです。

寅子とともに、日本初の弁護士となった中山先輩!

このネタバレから、モデルに一番近いのは久米愛さんだと思われます。

中山千春のモデルは久米愛?高等試験に受かって日本初の女性弁護士に!

久米愛さんは、三淵嘉子さんより3年早い1911年生まれ。

大阪で生まれ、津田塾で英語を学んでいましたが、女性にも弁護士の道が開かれると知り、明治大学女子部に入学されました。

1938年に女性として初めて、3人が高等試験に合格。それが久米愛さん、中田正子さん、三淵嘉子さんです。

久米愛さんは3度目で合格されたといい、このとき夫の知孝さんはすでに出征していました。

そのため3人の合格を大きく報じた新聞で、久米愛さんは「皇軍勇士の夫人」と報じられます。

修習生だったとき、3人は丸の内の弁護士事務所で1年半を過ごし、よくランチを楽しんだそうです。

この1938年に久米愛さんはご結婚され、3人の子どもを授かりました。

夫を軍隊に取られ、子どもを連れて強制疎開を経験。戦後すぐに長男が4歳で他界しています。

久米愛さんは三淵嘉子さんととても仲が良く、家族ぐるみのお付き合いをされていたそうです。

三淵嘉子さんは、久米愛さんのことをこのように語っておられます。

「付き合えば付き合うほど、素晴らしい人。終始彼女を尊敬し、心の底から好きでした。」

久米愛さんは「飾り気がなく明るく誠実。的確で合理的な判断。まやかしを許さぬ厳しさを持つ」という評価をされています。

1946年に明治大学短期大学教授に就任され、1969年まで務められました。

1950年に婦人使節団の一人として、4か月間アメリカを視察。このときにアメリカのように、日本での女性の地位を向上させる、決意をされたといいます。

帰国後、三淵嘉子さんたち女性法曹たちと「日本婦人法律家協会」を設立し会長に就任。26年間会長を続けられ、日本の女性法律家のトップとして注目されました。

その後アメリカなど諸外国から女性法律家たちを招き入れ、三淵嘉子さんらとともに外国婦人との交流を成功させます。

自ら海外に行くことも多く、国連総会の第三委員会では、議論の中心となり海外からの質問に答えたそうです。

また、日本政府の代表として国連総会のほか国際人権委員会にもご出席されました。

ほかにも婦人運動のリーダーとしてもご活躍され、市川房枝さんに協力もされています。

このようにお忙しくされていたにもかかわらず、料理上手で家事もこなし、家庭も大事にされました。

久米愛さんは1976年、膵臓がんにより65歳でお亡くなりになっています。

久米愛がモデルの理由

消去法

まずは消去法で。初の女性弁護士になったのは、ドラマも史実も3人です。ヒロイン寅子のモデル、三淵嘉子さんを除くと中田正子さんと久米愛さん。

1年早く筆記試験に合格したのは「虎に翼」久保田で、史実で三淵嘉子さんより先に、筆記試験に合格していたのは中田正子さん。

ということは、久保田のモデルに近いのが中田正子さん。

となると、久米愛さんをモデルにしたのが中山千春ということになります。

結婚

中山千春はドラマで1937年には結婚していて、出征しています。久米愛さんは1938年にご結婚され、夫は出征しています。

年代は1年違いますが、状況は似ていますね。

久米愛との違い

久米愛さんは婚約者に向け、こんなお手紙を出されています。

「一人ぼっちでいてもなお、自分を捧げられる仕事が欲しい」

当時は結婚して家に入るのが当たり前の時代。そんな時代に仕事に打ち込みたい、という気持ちをお持ちだった久米愛さんは、とても強い女性だったのではないでしょうか。

涙もろい中山千春とは、人物像が違うような気がします。

久米愛さんはずっと法曹界でご活躍されましたが、中山千春は1942年に弁護士を辞めています。

また、三淵嘉子さんは中田正子さん、久米愛さんと生涯をかけての友人でした。

ドラマはこれから戦争激化、そして敗戦となるので、その後また弁護士としてカムバックし、寅子と交流ができたなら、かなり久米愛さんがモデルに近くなるかもしれませんね。

朝ドラ「虎に翼」は史実を元にしていますが、オリジナル作品です。

中山千春のモデルは久米愛さんにかなり近いですが、人物像などはおそらくオリジナルだと思います。

中山千春役のキャスト女優の安藤輪子とは?

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プロフィール

名前 安藤輪子(あんどう わこ)
生年月日 1992年6月4日(31歳)
出身地 神奈川県
身長 158cm
特技 フィギアスケート

引用元 空公式サイト

安藤輪子さんは現在31歳。15歳のとき映画「悪夢探偵2」で女優デビュー。

以降ドラマや映画、舞台などでご活躍。日本ハムや象印などのCMにもご出演されています。

舞台では、2024年8月に公演予定の劇団アンパサンド新作公演にご出演!

出演作品

映画は新しいところで、2023年の「劇場版美しい彼」、2021年の「哀愁しんでれら」、2018年の「リバーズ・エッジ」などにご出演。

ドラマは2023年「きのう何食べた? season2 」第5話に登場。洋菓子店のスタッフ役でした。

2022年には長澤まさみさん主演の「エルピス-希望、あるいは災い- 」第9話で、美容師役として登場。

2017年綾野剛さん主演「コウノドリ2」第1話で、出産2回目となる妊婦、久松ユリ役でご出演されました。

2017年松たか子さん主演の「カルテット」には藤川 美緒役で。演奏家ですが表に出る機会がなく、裏方で働いている、という役どころ。

あの有名俳優たちに「っていうか、仕事でしょ」と檄を飛ばし、その堂々たる演技が話題になりました。

NHKでは大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」に最終話で登場。

朝ドラは今回が初めてのご出演!このようなコメントをされています。

連続テレビ小説への出演は、役者としてずっと憧れていました。今回の作品でその夢がかない、うれしさと感謝の気持ちでいっぱいです。私が演じる中山千春は寅子の大学の先輩で、とにかく泣き虫ですが、陰で学問に励む姿がとても愛おしい人物です。女性が何かを目指すこと、それに向かって学ぶことさえ難しかった時代に、次の世代のためにも道を開拓された先輩方に想いを馳せながら、皆様に楽しんで頂けるよう精一杯尽力致します。

引用元 オリコン

朝ドラ出演をきっかけに、今後のご活躍に期待したいですね!

まとめ

NHK連続テレビ小説「虎に翼」に、安藤輪子さんが演じる泣き虫な、中山千春が登場しています。

寅子の明律大学法学部の先輩で、最初の高等試験には不合格となりましたが、2度目の試験で見事寅子、久保田とともに合格!

女性初の快挙に注目を浴びることになります。

この中山千春のモデルは、寅子のモデル、三淵嘉子さんと一緒に初の弁護士になられた、久米愛さんが一番近かったです。

高等試験のときにはすでにご結婚されていて、そのとき夫は戦争に行っていた、というところが史実と同じ。

もうひとりの合格者、久保田は1年前に筆記試験で合格していて、これは同じく女性初の弁護士になられた中田正子さんと同じです。

ネタバレではこれから久保田も中山千春も、家庭との両立に苦しみ、弁護士を辞めることになります。

ですが史実では中田正子さんも久米愛さんも、生涯をかけて法曹界でご活躍され、三淵嘉子さんともずっと関係が続いています。

朝ドラ「虎に翼」は史実を元にしていますが、オリジナルストーリーなので、登場人物もモデルがいても、その人物像はオリジナルが多いように思います。

ということで、中山千春のモデルは久米愛さんが近いですが、キャラクターはオリジナルで描かれていると思います!

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